性犯罪規定が大改訂!<日本語ヴァージョン>
- 她他后敬子(たたうしろ すきこ)
- 2023年7月13日
- 読了時間: 3分
2023/07/09
❶これまでの強制性交罪と準強制性交罪が【不同意性交罪】という名前になります。

⇈<週刊金曜日オンライン 小川たまか そじん 2021年3月6日の記事より>
これまでの日本の性犯罪規定は「暴行」・「脅迫」がなければ、レイプと認められませんでした。
実際のレイプの大多数は、加害者からの暴行や脅迫を伴っていません。
新規定では、【同意がない性行為は犯罪になり得る】ことを明確にしました。
また 立場を利用される等、被害者がNoを言えない、Yesと言うしかない状況にあった場合も犯罪になり得ます。
今まで多くの被害者が、加害者に圧倒的に有利な日本の性犯罪規定によって、被害を認められませんでした。
日本の性犯罪新規定では、相手に積極的な性的同意がない場合、性行為や性的な接触はしてはいけない ということが明確に分かるようになっています。
新規定では、強制性交罪の構成要件「1 暴行・脅迫を受ける」や準強制性交罪の「2 アルコール・薬物を摂取させられる」のほかに、「3 心身の障害に乗じられる」・「4 拒絶するイトマがない(不意打ち)」「5 恐怖・驚愕(フリーズ)の状態」・「6 虐待による心理的反応がある」・「7 立場による影響力(経済的・社会的地位の利用)」「8 睡眠・意識が不明瞭」が原因で同意する意思を表明することなど(NOと最後まで貫けなかったり、意思を形成することさえ出来ない状態だったり)が難しい場合8つで、加害者を処罰できることになります。
また相手が わいせつなもの ではないと誤診させた状況や、行為をする人を別人と勘違いさせた性交等も【不同意性交等罪】に問われます。
<多くの国で当たり前の考え方>
・(パートナーや結婚相手であっても)
毎回、性行為や性的接触には相手の積極的な同意がいる。
Enthusiastic Consent【熱狂的なイエスのみイエス。それ以外はすべてNo】
(相手の自発的意志【積極的なYesのみYes。それ以外はすべてNo】)
・行為の途中で、どちらかの気持ちが変わった場合、いつでもNOが優先される。

⇈<fpaのサイトから抜粋>
➋時効の見直し <5年延長されます>
不同意性交罪 10年→15年
不同意わいせつ罪 7年→12年
被害者が18歳になるまでは時効は適用されません。
❸性交同意年齢 13歳以上→16歳以上 に引き上げ
(相手が16歳未満の場合は同意の有無なく処罰されます)
被害者が13歳~15歳の場合、処罰対象者は5才以上年上です。
❹ 新しく【性的目的で子どもを手なずけ、コントロールする罪】が加わります。
16歳未満の子に わいせつ目的で、①だます・誘惑する
②お金を渡す約束等をして会う・会うことを要求する
➂わいせつな画像を撮らせ、SNSやメールで送るように求める と処罰されます。
被害者が13歳~15歳の場合、処罰対象は5才以上年上の相手です。
❺【撮影罪】が新しく加わります。
わいせつな画像を撮影したり、第三者に提供すると処罰されます。

⇈【当代婦女基金會から抜粋】
⇊中国語と英語に訳したものです
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