【日本版DBS】
- 她他后敬子(たたうしろ すきこ)
- 2023年9月7日
- 読了時間: 7分
更新日:2023年9月9日
こども家庭庁は、昨日 9月5日 「日本版DBS」についての有識者会議を開いた。
これは、雇用主が政府に就業希望者への性犯罪歴がないかをチェック依頼し、【性犯罪歴の有無の回答をする】というもの。
性犯罪歴のほか、盗撮、痴漢行為の一部も含む。
性犯罪が不起訴処分になった場合は、データベースに載せることはないらしい。
(日本は有罪率99%以上なのに、性犯罪になると すぐに不起訴や無罪になるので、何か方法はないのかと個人的には思う。
また、性犯罪を含めた有罪率が99%以上ということは、その有罪率の多くが性犯罪による無罪なのでは?と疑わずにはいられない)

有識者は、行政が認可する「学校」「認定こども園」「保育所」「障がい児入居施設」のチェック・確認の義務化を例示しました。
こども家庭庁は、違反事業者にペナルティーを科す方針で、ペナルティーは許認可の取り消しが検討されています。
また、「予備校」「民間の塾」「スポーツクラブ」「認可外保育施設」は、その事業所の任意で政府にチェック依頼をするに とどまる見込み。
任意で性犯罪歴をチェック依頼・確認した事業所には、政府から その事業所を認定する「認定制度」が設けられる予定で、
認定事業者のペナルティーは、認定の剝奪に加え、事業所名を公表することが検討されている。
DBSとは、Disclosure and Barring Service【前歴開示・前歴者 就業制限 機構】の略である。
Disclosure(ディスクロージャー:暴露・発覚)
Barring(バーリング:禁ずる)
Service(サービス)
日本版DBSは、イギリスのDBSを参考にしています。
有識者会議のメンバーは保護者、刑事法専門家、民法専門家、児童心理専門家らで6月に立ち上げられ、
秋の臨時国会の 法案提出を目指しています。
<問題点1>
地方自治体ごとで、性犯罪が条例違反で裁かれることが多い。
それを性犯罪歴のデータベースに含まないらしいが、条例違反で性犯罪が裁かれた場合は、その情報も当然いれるべきです。
<問題点2>
性犯罪者が教師で処分を受けた場合、自ら塾を開いたり、家庭教師になることが多い。
小児性欲の専門家は、小児性欲者が1人いるときの被害者は1,000人以上であることが普通だと本に書いています。
小児性欲者が教員や子どもに関わる仕事を選ぶことは、まぎれもない事実であり、全ての教員を疑いの目で見ることはもちろんダメだが、それと共に、あまり人を性善説で見すぎないことも必要な気がしてくる。
日本では懲戒免職で教員免許が失効した場合、 3年たてば再取得できる。

<⇈読売新聞オンラインより>
グラフでは、だいたい1年間でわいせつ行為で処分された教員は毎年200人だ。
この教員の被害者数が1,000人だとしたら、恐ろしい。
この計算を単純に当てはめれば、200人の小児性欲者の被害者数は20万人ということになる。
(※200人の加害者の一生分の被害者数なので、1年で被害者20万人ということではない。また、再犯で処分されている教員がグラフにいる可能性もある)
もちろん、この処分された教員は氷山の一角である。
教員なら、一般的な小児性欲者より被害者が多い可能性だって、大いにある。
そのため、DBSのような対策は必要だ。
ただ、今年の6月にやっと発足というのは遅すぎであり、対策の遅れが多くの被害者を出してしまった。
イギリスで【子どもと接する教育系業務に就くべきでない人物のデータベース(リスト99)の作成】を開始したのが、2002年5月であり、21年前である。
I(わたし)が考える 日本の問題は、
➀女性に ことさらに若さを求めること。
(もちろん、昔も駄目なのだが、さすがに時代遅れである)。
➁女性自身が、「若い方が良い」とか、誉め言葉として「若く見えますね」と話すこと。
➂子どもが性的な対象として描かれているアニメが多すぎること。
➃アダルトビデオの成人女性俳優が子どものふりをして演技していることで、見ている人にセックス対称が 子ども(女児)だという感覚を与えること。
➄日本では子どものフォルムをしたセックスドールが作られていること。
(世界では子どもの形をしたセックスドールは禁止されている)
児童ポルノや児童ポルノアニメのような刺激の強い、または衝撃的な映像は、実際は傷ついている正常な反応なのに、勘違いして、歪んだ認知形成、アディクション(嗜好や依存)につながりやすいのではないかと、個人的には推察する。
ストックホルム症候群のように。
※ストックホルム症候群とは、誘拐事件や監禁事件で、被害者が犯人を良い人だと思ったり、恋をしたりして、心理的なつながりを築くこと。
過度なストレスを与え続けられた人が、生命維持に直結することを受けただけ(犯人から食事をもらったり、トイレに行かせてもらうだけ)で特別な感情を抱く等、歪んだ認知が起こること。
1996年8月29日、「児童の商業的性的搾取に反対する世界会議」に 122カ国の政府代表者が参加した。
このスウェーデンで開かれた世界会議で「ヨーロッパに出回っている児童ポルノの90%が日本産であること」が問題になった。
そのため、日本で、1999年5月18日 · 「児童買春・児童ポルノ等禁止法」が成立。
I(わたし)は この当時、レンタルビデオ屋で働いており、この法律が施行されたことをよく覚えている。
店長が児童ポルノを処分していたからだ。
18才だったI(わたし)は 「本物だったの・・・」と とても傷ついたことを覚えている。
日本で有名なタレントのビデオもあり、どう見ても児童ポルノだったが、借り手がつくからだと思うが、そのビデオは処分対象ではなく、店に残っていた。
とにかく、I(わたし)という1人の日本人女性を見ても、こういうこと1つ1つに深く傷つけられ続けている。
他の日本人女性も、そういう人が ものすごく多い。
しかしながら(児童ポルノが禁止されても)、結局は 現在も、成人女性が子どものふりをして演技していたり、日本で子どものフォルムのセックスドールを作っていたりして、日本人は世界が何を問題視しているのか分からないようだ。
世界では 近年、この日本の恐ろしい現状を ドキュメンタリーで放映した。
日本は世界から「児童ポルノ大国」と呼ばれているだけでなく、成人用ポルノも世界の6割以上を作っており、1996年の世界会議のように、日本人以外の方が問題を取り上げてくれている。
I(わたし)は 何度も持論で言っているのだが、
日本のポルノは女性を何らかの形で凌辱するものが殆どであり、また女性が「嫌」と言った後でセックスに至るという描き方が異常に多い。
これは、世界ではレイプでありセックスではない。
【No means No】【 Yes means Yes】という大原則を無視し、恐ろしいポルノを作り続ける国なのだ。
そのため、残りの国々が作っている成人用ポルノとは基本的に違う。
例えば、「セックスのHow to映像」や「全ジェンダーが気持ちいいセックスの仕方の指南映像」をポルノと言っているのでは ないのだ。
そのために、日本の様な形態は「女性にとって有害」であり、「ポルノ」ですらないと個人的には思っている。
ポルノの定義は「性的興奮を呼ぶための性的行為を表現した作品」だからだ。
セックスではなく、レイプを性的興奮を呼ぶための作品とすることは、許されない。
いくら誰かにとって(多くの日本人にとって) 性的興奮を得やすくても、児童ポルノ同様に禁止にしなければならない。
例えば、【殺人の指南映像】を娯楽として作るのは、ダメと分かる人はいるだろう。
問題は、【殺人指南】より、【女性のレイプ指南】の方が千倍(数倍というレベルではない) 残酷なのだが、多くの日本人は自分で考えることが出来ない。
I(わたし)は、日本のポルノを「ポルノ」とは呼ばず、
「日本の女性を使って女性差別指南し、それにより日本という国が 世界中の女性をディスエンパワーメントするツール(映像)」
と 自分なりに名付ける。
「※エンパワーメント」という意味は女性差別や人種差別の権利運動のなかで、世界中で大切にされ使われてきたので、知っている人が多いだろうが、日本は「女性へのディスエンパワーメント」を世界に蔓延させている。
「おもてなし大国、日本」に胡散臭さ・気持ち悪さを感じてきた人は「ディスエンパワーメント大国、日本」で納得されるだろう。
イスラム教の女性差別は酷いものだが、日本のポルノに関してイスラム教のかたがたも問題視している。
イスラム教の国イラン や サウジアラビアではポルノの所持も制作も犯罪であり、所持者は投獄、出演者は婚外セックスの罪で死刑になる可能性がある。
インドネシアはイスラム教の中でポルノにアクセスできていた国であったが、2008年に反ポルノ法が成立、全面弾圧に転じた。
以上から I(わたし)が申し上げたいことは、
【日本は国をあげて、小児性欲者の土壌を作っている】ということ。
しかも、世界中を汚(穢)している。
日本で作られた児童ポルノが、日本だけでなく、世界でも加害者を産んでいると、恥じるべきなのだ!
アダルトビデオに出演している日本人女性は被害者であるとは思うが、、、
それでも、さすがに日本人女性自身も、その視点(加害者の視点)も 持たなければならない。
もうとっくに、1996年以前に、世界は そんな時代だったのだよ、日本よ。
<おわり>
※エンパワーメントとは、力を与えることや自信をつけさせることです。
女性差別や人種差別などに対抗する権利擁護運動の中で培われた概念です。
ディスエンパワーメントは、その逆で、力を失わせることです。
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